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#Wi-Fiの暗号化とWEP

　Wi-Fiは皆さんご存知の通り、スマートフォンやパソコンなどの機器をケーブルレスでインターネット等につなぐための電波通信です。各家庭に１台はあるように広く普及しています。 その通信には、第三者に知らぬ間にアクセスされたり、通信の内容を勝手に見られたり、改ざんされないように、暗号化という処理がなされています。 （みなさんも家庭のwi-fiに接続するときにパスワードを入力しますよね）

それにより、どんなサイトを見たか、ショッピングサイトでの購入履歴やカード情報などの個人情報が第三者に 勝手に知られるなどということを防いでいます。自分が何を見ているか、または 自宅のネットワークに第三者が接続してもいい、という人は殆どいないでしょう。
　しかし、Wi-Fiの暗号化方式にはWEPといったものがあり、これは安全性が低いです。


#WEPとは何か

WEPは1997年に登場しました。当時は、有線LAN並のセキュリティーがあると期待されていま した。WEPは、Wired Equivalent Privacyの略称で、日本語で有線と同じ機密という意味です。 ところが、2001年から脆弱性（弱点）が明らかになっていき、現在では配布されているフリーソフトで簡単に解析できるほどとなっています。 つまり、パスワードを見ようと思えば特殊な環境を必要とせずに誰でも見られる状態になっています。 　


#なぜ無効化するべきなのか

　WEPで接続していないから大丈夫だと思う人もいると思いますが、 WEPでの通信内容を見られるリスクはないにしてもネットワークに侵入されるリスクがあります。 僕が聞いた話ではPCに慣れている人であればSSIDの解析に５分もあれば十分だと言っていました。侵入すると、トロイの木馬などのウイルスを家中にばらまくこともできます。

また、第三者が自分の家のネットワークを利用し、掲示板に爆破犯行予告等の書き込みをし、解析で自分の家が特定され、冤罪をかけられるのはごめんですよね。 WEPを無効化すべきだということはご理解いただけたでしょうか？


#安全な暗号化方式の利用

　Wi-Fiのセキュリティは、ルーターやwi-fiアクセスポイントの設定でWEP以外の安全な暗号化方式のみにすることができます。説明書を見て、設定画面を開いてみてください。 説明書なんてもう捨てたという人や、なくしたという方は 自分のwi-fiルーターの型番（多分、本体に記載があると思います。）をインターネットで調べて見てください。 無線LANの設定を開き、WEPが使われている場合は暗号化方式を変更するか、 WEPが使われているSSID（SSID２など表記されている場合が多い）を無効化してください。

現在、WPA2ーPSK　AESという暗号化方式が 最も安全な方式と言われていますので、それに設定することを推奨します。このとき、WEPもそうですが暗号化なしを絶対に選ばないでください。これはWEPよりも危険です。

WEPを使う機器がある、というのであれば面倒ですが利用時のみ有効化することを推奨します。しかし、現在ニンテンドーDSのニンテンドーwi-fiコネクションサービスは終了しており、 WEPを利用する機会はなくなって来ています。また、初期パスワードのままではないでしょうか？初期パスワードが法則がありそうなものだったり、WEPと同じパスワードだったりした場合は 早急に変更するべきです。


#私たちの意見

最近では、WEPが初期設定で有効になっているものは減りつつありますが、 ゲーム機などのために有効になっていることも少なくありません。最近のルーターは通常のネットワークから隔離しているようですが、不正利用のリスクは あります。今、自分の家のWi-Fiアクセスポイント、ルーターの設定を見直してみるべきだと思います。このページを見て、 WEPについて知っていただけたら幸いです。
ポート開放の危険性